ジュエリーと

持続可能性

持続可能性や管理されたサプライチェーンの重要性、そしてジュエリー制作の背後にある倫理などについてよく論じられます。 Nanisでは、常にこの概念を念頭に置いています。特にゴールドや天然石などの素材については、サプライヤーの選択が大変重要となりますが、一方で、持続可能性に対する私たちの考え方を特徴づけるもう一つの側面、すなわち「人間」についても注目したいと思います。

あなた方にとって、持続可能性とは何を意味しますか? おそらく皆さんの多くが、責任あるサプライヤーの選択と、倫理性を保証するサプライチェーンの管理を直感的に思い浮かべることでしょう。 私たちももちろん同じ意見です。 私たちは常に細心の注意を払ってビジネスパートナーを選んでいます。Nanisで使用されているゴールドはRJC(Responsible Jewelry Council:責任あるジュエリー競技会)の認証を受けており、紛争地域ではない地域で産出されたものです。 私たちにとって、それ以外の選択肢は考えられません。

しかし、私たちは、持続可能性にはもう一つの側面があると考えています。

私たちにとって、持続可能性とは、何よりもまず「支える」ということを意味します。 具体的には、私たちの会社を成り立たせてくれている人々を支えるということです。
支えるとは何を意味するのでしょうか?フォローすること、教育すること、成長させること、大きなプロジェクトの一部であると感じさせることです。 最も価値のあるもの、すなわち「人」に投資することです。 すべての知識、すべての疑問、すべての目標を彼らと共有することです。 アドバイスを求めることです。 だからこそ、私たちは「Nanisファミリー」という言い方を良くします。
こうすることで初めて、ビジネスは真に持続可能で長続きするのだと私たちは考えています。 だからこそ、私たちの会社には、何年も、中には何十年も一緒に仕事をしている人がいて、それを誇りに思っているのです! 1998年に見習いとして入社し、現在は生産サイクル責任者を務めるアレッサンドロのように。 オペレーション・マネージャーのファビオも、10年以上も私たちと一緒に仕事をしています。 出荷責任者のアンナキアラも然り。 それ以外にも数えればきりがありません。

これらの人々をサポートすることは、このNanisという名の冒険の最大の喜びのひとつであり、ラウラがいつも強調しているように、彼らなしではNanisは存在し得ないのです。

私たちの持続可能性に対する考え方は、人材育成にも密接に関連しています。私たちには人材育成をする重要な責任があると考えています。 私たちは、会社である前に、美しさを、「逸品」を、優れたMade in Italyを愛しています。 私たちは職人として、このイタリアの金細工という偉大なる芸術的・文化的遺産を継承し、支える義務と特権を感じています。 私たちの職人工房では、長年の修行を経ないと習得できない古来の技法である、ビュランを使った手彫り技術を教えており、私たちがその継承者であるという責任を感じています。

これこそが、私たちが好む持続可能性です。具体的で、現実的で、人間的な概念です。 企業だけではなく、消費者もそれぞれの選択を通して求められる使命です。

このような精神をもって、私たちは皆さんにサヴォアフェール、つまり、才能と美を融合させた職人技、過去が現在と出会い時代を超越する職人技を支えていただきたいのです。